〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル
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和光市(わこうし)は、埼玉県の南部に位置する市。人口は約8万3千人。
東京23区に隣接することから、戦後急速にベッドタウンとして人口が増え、本田技研工業の工場建設(現在は工場は廃止)によって工業都市として発展した。市域の一部はキャンプ・ドレイクの跡地に位置しており、本田技研工業の和光本社、国立病院機構埼玉病院、国立研究開発法人理化学研究所のほか、近年では司法研修所、税務大学校、裁判所職員総合研修所などの国や民間の研究・研修施設などの立地が進んでいる。
住宅地として造成が進んでいるが、かつての武蔵野の面影を残すような雑木林や畑が点在するほか、県営の和光樹林公園など緑の多い公園もある。
住宅情報誌『SUUMO』が2020年10月に発表した「災害に強い街」ランキングで、和光市は1都3県の184市区のうち2位であった(1位は所沢市、3位は北本市)。この順位は公益財団法人の地盤工学会関東支部が、自然災害発生頻度と被害人口に、ハード・ソフト対策の充実度を掛け合わせ算出した、自然災害に対する独自のリスク指標「GNS」に基づいており、市の大半が武蔵野台地に位置していること、浸水想定区域の大半が市街化調整区域と工業地帯で水害リスクも比較的低いこと、開発の際には雨水浸透施設の設置を条例で義務付けていることが要因にあげられている。
埼玉県の南側にあり、東京都練馬区と板橋区に接している。
地形的には武蔵野台地の上にあり、市の東側の東京都板橋区との境に沿うように白子川が、市の北端には荒川と新河岸川が流れている。
東武東上線を境に南側は大規模に開発されており、国・民間の研究機関・本社や団地が立ち並び、近年急速に商業集積が進んだ。北側は小規模開発の住宅地と畑が混在しており、区画整理が実施されている地域もあるが、和光市駅の北口の駅前はまだ開発が進展していない。
東京外環自動車道、笹目通りが市内を縦断、国道254号(川越街道)が市内を横断しており、市内から至近距離に関越自動車道、首都高速道路の入口がある。和光市駅は東武東上線と東京メトロ有楽町線、東京メトロ副都心線が利用可能。また、市内の居住エリアによっては、都営三田線、都営大江戸線、西武池袋線も利用できるので様々な場所にアクセスしやすく、当市は交通の要衝となっている。
ただ、荒川対岸で隣りの戸田市への公共交通機関は、当市下新倉付近を走る国際興業バス増14(成増駅北口〜下笹目)のみ。
周辺は湧水が多い地域で現在でも井戸がある。旧川越街道沿いの富沢病院駐車場では今も湧水が豊富である。近年病院側(地主)が駐車場整備のため一部閉鎖してしまったが、敷地には柵もないため道路からは湧水が確認できる。