〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル
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南区(みなみく)は、埼玉県さいたま市を構成する10区のうちの一つである。
埼玉県さいたま市の南端に位置し、南側を川口市、蕨市、戸田市に接する。旧浦和市の中央部南側に相当する。区の北側は浦和区に面しており、旧浦和市の中心市街地に近接している。六辻地区のほぼ全域、北部を除く谷田地区の大部分、土合地区のうち鹿手袋・関・四谷、および西浦和地区(1963年〈昭和38年〉に戸田町(現:戸田市)から旧浦和市に編入された地域)で構成される。
南区は東北東から西南西方向に細長く、区北東部には、区の西寄りの武蔵浦和駅前にある南区役所よりも、緑区役所の方が格段に近い地区もある。このように、区役所から距離のある地域までが南区に含まれているのは、武蔵野線の南浦和駅 - 東浦和駅間に新駅を設置する構想があり、将来的な鉄道交通による区役所アクセスを考慮して区域が設定されたためである。
関東平野の中に位置する南区は、区の全域にわたって標高が低く、最も低い地点で海抜2.9m(大字堤外)、最も高い地点でも標高16.9m(根岸一丁目)である。
南区は、大宮台地(北足立台地)浦和大宮支台の南端部から、その南側の川口低地にまたがり、桜区や川口市・蕨市・戸田市に近い区の西部や南部は標高が低く、浦和区や緑区に近い区の北部や東部はやや標高が高い。また、大宮台地には、藤右衛門川などの中小河川が入り込み、谷底平野が形成されている。
南区では、低地と台地の境界付近に荒川(古入間川)の流路や自然堤防の痕跡がみられる。谷底平野の出口に位置する別所沼や白幡沼は、このような旧流路の自然堤防の堆積物にせき止められた水によって形成されたと考えられている。区の西側には荒川が流れており、朝霞市との境をなしている。