〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル
カード支払いOK!
川口市(かわぐちし)は、埼玉県の南東部に位置する市。中核市、保健所政令市に指定されている。
人口は約60万人であり、県庁所在地であるさいたま市に次いで県内2位で、鳥取県の総人口を上回る。古くから鋳物や植木の街として有名である。
埼玉県の南東部に位置し、北はさいたま市、南は東京都足立区と北区に接する。さらに西は蕨市と戸田市、東は越谷市と草加市に接する。
江戸時代に日光御成道が整備され、川口宿と鳩ヶ谷宿が置かれていた。古くから農閑期を利用した鋳物が地場産業として盛んで、荒川のほか市内を縦断する芝川の舟運によって大消費地である江戸に運搬していた。明治時代の富国強兵政策により工業都市として急激に発展し、1910年に国鉄川口町駅(現:JR川口駅)が開業すると全国に鋳物が貨物輸送されるようになり、「東の川口、西の桑名」と言われるようになった。戦時中も鋳物の需要は高く、1940年に県内で唯一の新興工業都市に指定された。1958年に開催されたアジア競技大会は市内の鋳物師により製造された聖火台が使用されたが、その聖火台は1964年の東京オリンピックでも使用された。
1970年代のオイルショックにより川口駅周辺の中心市街地にあった鋳物工場は移転や廃業が相次ぎ、東京のベッドタウンとして土地利用の転換が図られた。平坦な広い土地を開発できるため、跡地には、百貨店等の商業施設や中高層のマンションが建ち並び、それまでの景観を大きく変えた。1998年に竣工したエルザタワー55は当時日本一高い超高層マンションであり、現在も埼玉県内で最も高い建築物である。
埼玉県の「中央地域」と呼ばれる県南東部のJR京浜東北線・高崎線沿線地域(旧北足立郡地域)のうち、南端に位置する市の一つ。
市域の大半は荒川流域の沖積平野にあるが、郊外にあたる北東部は大宮台地の南東部に位置しており、戸建てを中心とした宅地開発がされている。2001年に埼玉高速鉄道線が開業し、それまで鉄道空白地帯だった旧鳩ヶ谷市で初めての鉄道路線となった。
東部地区(戸塚、神根、安行、新郷、鳩ヶ谷など)は大宮台地鳩ヶ谷支台が南北に走る高台になっている。それ以外の殆どの地域は低地であり(川口低地)、その低地は縄文時代において奥東京湾(鳩ヶ谷支台の西側の水域は「古入間湾」とも呼ばれる)の底であった(海面が現在よりも高く、河川による沖積・陸地化も進んでいなかった時代で、一般に縄文海進と呼ばれる)。現在、低地部分は中高層住宅や商業施設などの都市的な機能、台地部分は低層住宅や樹木畑など近郊型農地としての土地利用が多い。また、芝川が市域中央部を縦断するように流れる。芝川は、市中央部で、新芝川に分かれている。