〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル
カード支払いOK!
東村山市(ひがしむらやまし)は、東京都の多摩地域北部に位置する市。
人口は約15万人。高田馬場駅まで西武新宿線で最短21分(特急)という地の利から、ベッドタウンとして開発が進められた。
武蔵野台地のほぼ中央、狭山丘陵の東縁に位置する。北西部の丘陵地域を除き市域の大半は平坦な土地である。江戸時代の初めに幕府の老中、松平伊豆守信綱が掘らせたことから「伊豆殿堀」とも呼ばれる野火止用水や、狭山丘陵から流れ出している柳瀬川支流や空堀川から水利を得て、畑作が盛んなところだった。市内に初めて鉄道が通ったのは明治時代の川越鉄道(現在の西武鉄道国分寺線)で、府中街道に近い久米川仮駅(現東村山駅)が開設され、以来2社8路線9駅が展開し、久米川駅が駅500m範囲の人口で多摩地区一位になるなど主に住宅地からなる都市となっている。市内には、旧村名で大字でもあった久米川、野口、廻田、(南)秋津、恩多(大岱)が町名として残り、市域が江戸時代尾張徳川家の鷹場であったことに由来する鷹の道などが残る。南北に府中街道、東西に新青梅街道が通じ市の中心部で交差している。
市域は象の頭部を正面から見たような形をしている。東西5.878km、南北5.240km、面積は17.14平方キロメートルで多摩地域26市中13番目である。市制施行も13番目であり、推計人口10位、人口密度12位、歳入額14位など東京都の市においておおむね平均値ないしは中間値となる自治体である。
当市の出身者でコメディアン、芸人の志村けんの『東村山音頭』によって全国的に市名が知られることとなった。その中にも出てくる多摩湖(村山貯水池)はほとんどが西隣の東大和市にあるものの、新宿副都心開発により閉鎖された淀橋浄水場の代替地となった東村山浄水場があり、都民が恩恵にあずかっている。