〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル
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調布市(ちょうふし)は、東京都の多摩地域東部に位置する市。
東京23区に接し交通の便も良いが、古くからの寺社や武蔵野の自然も残っており、都心に近く住環境の整った住宅地である。古刹深大寺で知られ、隣接する神代植物公園は旧寺領であった。名物として深大寺そばがあり、その歴史は古く、江戸名所図会に記載がみられる。
多摩地区の東端に位置し、区部と境界を接している隣接5市の内の一つである。隣接する自治体は、東京都:世田谷区・狛江市・三鷹市・府中市・稲城市・小金井市、神奈川県川崎市多摩区。
東京都内では東京23区・八王子市・町田市・府中市に次ぎ5番目(市町村では4番目)に人口が多い。
「調布」という市名の由来は、名称は、昔の税金である租庸調の調(その土地の特産物を納める)で布を納めていたことに由来する。そのため以前は、当地の他にも都内に幾つかの「調布」地名があった。田園調布は元は荏原郡調布村(のちの東調布町)であり、小泉八雲の雪女の調布は西多摩郡調布村(現在の青梅市長渕地区)にあった(南多摩郡にあって現在の八王子市内という説もある)。
調布と書いて「たづくり」もしくは「てづくり」とも読んでいた(調布市の総合文化施設の名称が「たづくり」なのもそれに由来する)。調布市内には布田(ふだ)、染地(そめち)など布にかかわる地名が存在する。江戸時代までは多摩川で布をさらしていた記録が残っている。「多摩川にさらすてづくりさらさらに何ぞこの児のここだ愛(かな)しき」という万葉集の歌が、布多天神社に残っている。(玉川の項を参照)
また市内の「金子」「神代」などの地名は、はるか昔の渡来人に由来したものであると言われている(狛江なども同様)。長野県下高井郡木島平村と姉妹都市として提携している。
地質学的に言うと、調布市は武蔵野台地と多摩川低地によって構成されており、武蔵野台地部分は更に武蔵野面(武蔵野I面、武蔵野II面)と立川面(立川I面)に分けられる。武蔵野面と立川面の間には国分寺崖線が存在しており、立川I面と多摩川低地の間には府中崖線が存在している。国分寺崖線の比高はおよそ12mである。