〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル
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多摩市(たまし)は、東京都の多摩地域南部に位置する市。人口は約14万7千人。
市域は多摩川中流右岸に広がり、多摩丘陵の北端を占める。北端は多摩川、南端は多摩丘陵の稜線である。多摩川の支流である大栗川とその支流である乞田川が刻んだ、やや開けた谷状の地形を持つ。市域はこの谷状の地形に沿って東北東から西南西方向に長い形状をなし、起伏に富んでいる。全域が東京郊外の住宅街として、ベッドタウンが広がっている。
北を東京都府中市、東京都日野市、西を東京都八王子市、南を東京都町田市、東を神奈川県川崎市麻生区、東京都稲城市に接する。多摩ニュータウンが市域南部から稲城市、八王子市、町田市の京王相模原線沿線にまたがって造成されている。当市に位置する多摩センター駅南側の地域は多摩ニュータウンの中心的な役割を持つ。市域の約6割を多摩ニュータウンが占めており、団地型の分譲マンションが多い。初期に開発を始めた永山駅南側の諏訪・永山地区を中心に団地の老朽化と高齢化が進行しており、団地のリニューアルや再開発が検討されている。
2007年度の商業統計によると、多摩市内の商業集積地の年間売上高としては多摩センター駅前(33,140 百万円)と聖蹟桜ヶ丘駅前(47,612 百万円)が突出した規模となっている。それぞれ東京都の「都心等拠点地区」と「一般拠点地区」に位置づけられている地区である。これらは地理的には多摩センター駅周辺は八王子市と隣接し、聖蹟桜ヶ丘駅周辺は府中市・日野市に隣接する多摩市の“端っこ”だが、どちらも多摩市都市計画マスタープランで「広域型商業・業務地」と位置付けられる多摩市の中心地である。また、当市は業務核都市の指定を受けている。
南多摩地域では唯一、高速道路とJRが通っていない(多摩市近隣の市は、全て両者または一つ通っている)。多摩都市モノレール線と私鉄の京王相模原線、小田急多摩線が通っており、鉄道の便は確保されている。
東洋経済新報社の「住みよさランキング2015」の総合評価において多摩市は、関東地方での順位は15位、東京都での順位は3位と、上位にランクインしている。また、同ランキングで多摩市は、人口に対する商業の利便性を評価した「利便度」において全国順位で30位、財政健全度を評価した「富裕度」において全国順位で24位になっている。2018年度の3年平均の財政力指数は1.1であり、普通交付税不交付団体の基準である1.0を超えていることから財政は健全であると言える。
文部科学省が公表する地盤のデータを基に、ゲンダイネットが地震を想定して作成した「揺れに強い東京の街ランキング」では、多摩市が1位となった。