〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-11-9 三島ビル
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立川市(たちかわし)は、東京都の多摩地域中部に位置する市。
東京都の島嶼部を除く地域の中央よりやや西側の、多摩川中流左岸武蔵野台地上に位置する。
JR中央線・南武線・青梅線が乗り入れ、多摩地区最大の乗車人員数の立川駅と、多摩地区を南北に結ぶ多摩都市モノレール線の立川北駅・立川南駅があり、400万人の人口を有する東京三多摩地区の中心都市として、立川駅周辺は百貨店などの商業施設やオフィスが集積している。現在ではかつての多摩地域の中心都市であった八王子市を凌ぐ勢いをもつ。多摩地域では町田駅・吉祥寺駅・八王子駅と並び駅前が発展しており、モノレールとオフィス街を有する立川駅は近未来都市のような様相となっている。2001年の「東京の新しい都市づくりビジョン」で核都市に指定されている。立川駅は、中央線特別快速電車で東京駅から40分、新宿駅からは25分ほどである。東京都特別区部への通勤率は17.6%(2010年国勢調査)。
江戸時代までは甲州街道および五日市街道沿いの村落に過ぎなかった。明治となって、板谷元右衛門(1842年生-1908年没)の大規模な土地の寄付による誘致運動によって、1889年に甲武鉄道(現在の中央線)が新宿-立川間で開業し、これ以降、立川市域南部の立川駅がターミナル駅となった。1922年立川飛行場が設置されたことによって商業・工業の集積が進んだことが、今日の繁栄の礎となっている。一方で農業も盛んでウド(独活)は立川の特産品である。戦前は立川飛行場を中心とした軍事都市であり、戦後も1977年まで在日アメリカ軍の基地が置かれた。現在は返還され陸上自衛隊が使用している。跡地の一部は立川広域防災基地・昭和記念公園・ファーレ立川などに再開発され、商業施設や公共施設が立ち並んでおり、立川はさらに発展することとなった。
内閣総理大臣を本部長とする緊急災害対策本部が設置可能な立川広域防災基地を有する防災都市である。多極分散型国土形成促進法(1988年制定)において業務核都市とされ、旧文部省、旧自治省の5つの研究・研修機関の立川への移転が行われたほか、東京地裁立川支部なども八王子から移転しており、多数の国の機関が所在する多摩地区の中核都市となっている。総数109点のパブリック・アートが設置された業務地域ファーレ立川を有する文化・アートの街でもある。
武蔵野台地上にあり、市域のほとんどは平地であるが、南部の多摩川沿いに立川崖線、北東端に国分寺崖線が見られる。標高は北部から南部へゆるやかに低くなっている。南北に残堀川が流れており、その旧河道にほぼ沿う形で立川断層が走っている。